腰部脊柱管狭窄症とは？

腰部脊柱管狭窄症は、脊椎にある「脊柱管」という脊髄が通る管が何らかの原因で狭くなることで生じる整形外科的な疾患です。

脊柱管狭窄症の原因

• ・加齢による変形
• ・重労働
• ・腰椎椎間板ヘルニア
• ・骨粗鬆症
• ・腫瘍 など

脊柱管狭窄症の症状

脊柱管狭窄症では、腰の痛みが現れることは稀です。主な症状は、歩行中に腰が反ることで脊柱管がさらに狭くなり、神経が圧迫される結果、太ももから膝下にかけて痛みやしびれが生じます。少し前屈みになって休むと、脊柱管が広がり再び歩けるようになります。これを「間欠性跛行（かんけつせいはこう）」といいます。前屈みで改善が見られない場合は、血管など他の原因を考慮します。

また、睡眠中の体勢（仰向け・うつ伏せ）によって腰が反り、脊柱管が狭くなるため、朝起きたときに足のしびれを感じることがあります。加齢による変形が原因のため、中高年以降に多く見られます。